地下鉄沿線新聞に掲載された記事


「補聴器選びのポイント」
「両耳装用における補聴効果」
「雑音はより静かに食器のカチャカチャ音も響かない」

「補聴器選びのポイント」
最近会話が聴き取りにくかったり、テレビの音が大きいと言われたりする事はありませんか?お友達同士でお話をしている時も、自分だけ聴き取れない、なぜ皆が笑っているのか分からない、適当に相槌を打ってしまう。あるいは、家族が大きな声で話してくれないと聴こえない。等々こんな経験はありませんか?聴こえでお困りの事がある時は補聴器が有効です。現在販売されている補聴器は便利な機能を搭載したものが多く、性能も向上しています。
例えば、補聴器のご試聴の時、自分の声がうっとうしく不快感が強いために装用を諦めた方には、自分の声をこもらせず、響かせない補聴器をお勧めします。これは、耳の中に入れる耳栓に特徴があります。本来耳の形に合わせてしっかり作られる専用の耳栓とは違い、やわらかく耳を圧迫しない為、通気が良く装用しているのも忘れてしまう程自然です。補聴器本体は耳に掛けるタイプですが、超小型で軽量の為ほとんど目立たず、眼鏡をかけていても気になりません。
使いたい環境によって音質を切り替える事が出来る機種もあります。静かな環境で使用したい時、騒がしい環境で使用したい時、会議の時、テレビを見る時、等複数の音質を記憶出来るため、それぞれの環境で最適な音で聴く事が出来ます。また、ご使用頂いている方の使用環境を記憶するメモリー機能が搭載された機種もありますので、どんな環境でどの位使用しているのか等の情報も一目で分かるようになり、より使い易いように再調整もしやすくなります。
マイク(音の入り口)が2つあるものは、指向性にする事で、正面にいる人との会話がしやすくなります。この指向性は、前方の音に集中したい時に、後ろの音を抑えるよう働くので、レストラン等周りが騒がしい所での会話の時に活躍します。周囲の音を聞きたい時は無指向性です。ご自身で自由に切り替える事も出来ますが、補聴器が周りの環境を分析し自動で切り替える事も可能です。
この音質の切替えや、音量の調整を手元で簡単に行うことの出来るリモコン付きもありますので、わざわざ耳から外したり、耳元で操作したりする必要がなく便利だとご好評を頂いております。
私どもニューライフでは、各種補聴器を取扱っておりますので、一人ひとりの生活スタイルに合わせた最適な一台をお選び頂けます。また、より正確な聴力測定の為の防音室や補聴器のクリーニング装置、港南台店では音場での試聴が行える装置を完備するなど、店内の設備も充実しておりますので、初めてのご相談や、ご購入後のアフターケアも安心してお任せ下さい。

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「両耳装用における補聴効果」


1980年以降、補聴器の両耳装用の効果がいわれ始め、米国ではそれまで25%だった両耳装用者が、現在では82%となっています。これは、両耳で聴く事の様々な利点が広く認識されるようになってきたからで、現在では両耳装用が常識となっているようです。それに対し日本は12%と圧倒的に低く、補聴器に対する消極的な姿勢と誤った見方が原因ではないかと言われています。
両耳装用の効果は、①騒音下でのことばの聞き取りがしやすくなる。片耳だとうるさいから、両耳にするとさらにうるさくなると思われがちですが、実は、両耳の聴こえのバランスを取り聴く事で「雑音」を取り除こうとする力が働く為、騒がしい場所や複数での会話も聴きやすくなります。②音の方向感の改善。方向感の低下は、どこから音が聞こえてくるのか分からないという不安と、環境からの孤立感を生じます。左右の耳から音を聞き方向感、距離感が向上する事で、環境音の位置が特定でき安心感が得られます。③音質の向上。明瞭性が高くなり、ことばのアクセント、抑揚がより豊かに分かる為、コミュニケーションも楽しくなります。
両耳装用により得られる効果は多いですが、一番大事な事は、「片耳で補聴器を使用していると、補聴器を使用していない反対側の耳の、ことばを聞き取る力が低下してくる」という事です。数々の症例をみていくと、このことばの処理能力低下は、聴力レベルや個人差はありますが、だいたい7ヶ月から5年の間で起こると言われております。例えば、補聴器を装用していた耳の処理能力は5年後も90%を維持したのに対し、装用しなかった側は、聴力レベルは変わらないままであるにもかかわらず、数ヶ月後から少しずつ低下し、5年後には70%になっていました。メカニズムは証明されておりませんが、一説では、非装用耳への刺激がなくなることによって耳が怠惰し、脳も装用耳からの音にばかり注意を向けるので、ことばの処理能力が衰えるとされているようです。
そして、いったん低下したことばの処理能力は完全に戻らないことが多いと言われる為、早めの対処が大事です。

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「雑音はより静かに食器のカチャカチャ音も響かない」

今までの補聴器は、ただ音を大きくすることしか出来ませんでした。人の声だけでなく、車や風などの周りで聞こえるすべての音まで大きくなり、それらは本当に聴きたい音の妨げとなっていました。これでは雑音ばかりが気になり肝心の会話ができません。そこで、雑音を静かにし言葉を強調させる補聴器が登場しました。現在はこの雑音を抑える力がさらに強くなっており、今まで雑音の為に補聴器の装用を諦め、会話に不自由していた方も最新の補聴器で普通の会話を楽に聞き取れるようになってきております。
補聴器には突然の強大音で耳を傷めないよう、大きな音を抑えるという機能がついていますが、それでも食器のカチャカチャ音や、紙のバリバリ音はかなり不快な響きがありました。そこで新たに、サウンドスムージングという機能が開発され、1000分の1秒というスピードで、衝撃的で金属的な響きを抑えることが出来るようになりました。例えば、食器を洗う時、うるさいから補聴器を外していた奥様は、後ろからご主人様が話しかけても気づく事ができずお困りでした。そこでサウンドスムージングの付いた補聴器を装用してみた所、今までのような食器の不快な金属音はなく、補聴器を外さなくても良くなり、後ろからの呼びかけに気づくことができました。また、補聴器自身の学習機能により、お使い頂いている方の使用環境を分析し、より聞き取りやすいように自動で調整するようになりました。このように、今まで補聴器を付けられなかった環境でも、新たに開発された機能により、多くの方がより良い聞こえを得ています。
今まで補聴器を試してみたが雑音ばかりでまったく役に立たなかった。色々な補聴器を試してみたけれど、どれも駄目だった。通販で購入したがうるさいだけで効果がない。という方も、補聴器の事を知りたい、使ってみたいという方も、是非一度、最新の補聴器を試してみてください。今までの補聴器とは違う、進化した性能に驚くかも知れません。

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